「絶望死のアメリカ 資本主義がめざすべきもの」を読みました

「絶望死のアメリカ」を読んだ感想読書

こんにちは、生きる(@loveho_z)です。

生きる
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本を読み終わったので、また感想を書きたいと思います!

今回読んだ本は、「絶望死のアメリカ 資本主義がめざすべきもの(原題 Deaths of Despair and the Future of Capitalism(絶望の死と資本主義の未来))」です!

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絶望死とは

絶望死のアメリカ
絶望死のアメリカ
  • 自殺
  • 薬物の過剰摂取
  • アルコール性肝疾患
生きる
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以上3つの死因の総称を、この本では「絶望死」と呼んでいます。

2017年のアメリカでは、4万7000人が自殺し、4万人がアルコール性肝疾患(肝硬変など)で死亡し、7万237人が薬物(オピオイド(麻薬性)鎮痛薬など)の過剰摂取で事故死したそうです。(合計で15万8000人)

絶望死が低学歴の中年非ヒスパニック白人アメリカ人に増えている

1980年に生まれた場合、学士号を持たない白人は4年制大学を卒業した者より4倍も自殺する可能性が高い

「絶望死のアメリカ」より
  • 絶望死が増えているのは、4年制大学の学位を持たない、中年(45~54歳)の非ヒスパニックの白人アメリカ人(男女)
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ヒスパニックはスペインとかそっち系なので、そうじゃない普通の低学歴(学士号未満)の中年の白人アメリカ人に絶望死が増えています。

低学歴=労働者階級で、ブルーカラーと呼ばれ、おもに製造業などで働いている(いた)人たちです。

なぜ絶望死が増えているのか

彼らはもはや休日のパーティには呼ばれなくなったのだ

経済学者ニコラス・ブルーム(「絶望死のアメリカ」より)
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絶望死が増えている理由は色々な問題が絡み合っているみたいで、途中読むのがめんどくさくて文字を目で追うだけになってたんで詳しくは説明できないんですけど、理由のひとつとして挙げられているのは「ブルーカラーの仕事の非正規化」です。

グローバル化やテクノロジーの発達、社会保険料の事業主負担増加などの理由で、ブルーカラーの仕事が無くなったり、無くならなくても非正規雇用に置き換えられました。

大企業で働いているとしても、非正規雇用だと、福利厚生が不十分で賃金も低い場合が多く、昇進する見込みもほとんどありません。

仕事に尊厳や誇りを持つことも難しくなります。

仕事はただ収入源というだけではない。労働階級の暮らしにおける行事、風習、日課の基盤となるものだ。仕事が破壊されれば、(中略)人生の意義、尊厳、誇りを失い、婚姻関係やコミュニティを失うことで自尊心も失い、それが絶望をもたらす。

「絶望死のアメリカ」より

「絶望死のアメリカ」を読んだ感想

「絶望死」という言葉について

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お酒は緩やかな自殺って言われることもあるので、そういうのも含めて絶望死ってまとめるのはしっくりくる気がします。

自殺しようと思った人の全員が全員、直接的な手段で自殺するわけじゃないと思いますし。

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この本だと増加率の高い3つの死因を絶望死って呼んでいるんですけど、タバコとか過食とか拒食とかが原因で亡くなった人の中にも、絶望死だった人がいるかもしれません。。

日本だと氷河期世代?

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自分のことかな?と思ったり。。

この本だと45~54歳の中年に絶望死が増えているという話ですけど、日本だと30後半~50歳くらいの氷河期世代が似たような状況なのかもしれないと思いました。

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アメリカと日本で違う部分も多いんですけど、非正規の話とか日本でもそのまま当てはまりそう。。

で、解決策は?

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この本の主役?の絶望した中年アメリカ人が、具体的にこれからどうしていったらいいかみたいなことは書いてません。

「アメリカでは皆保険がないので、皆保険を提供しよう」とか、「最低賃金を今の800円弱から1,600円くらいまで徐々に引き上げよう」とか、「政治と企業の癒着(ロビイング)の構造を知って、それを止めるために声を上げよう」とか、そういうのが書かれてます。

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個人がどうすればいいか?というよりは、社会全体としてどうしていけばいいか?みたいな感じですかね。そういえば、タイトルに「資本主義がめざすべきもの」って入ってましたね。。

大きい話なので、この本を読んで、個人的に何かをすぐにできるかっていうと難しいんですけど、この本に書かれているようなことを知識として知っておくのは大事なのかなとも思いました。

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日本でも参考になる点はあると思います!

おわり!

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